ザ・バス(THE BUS)とは、電車のないハワイを移動する上で、地元の人にとっても欠かすことのできない公共交通機関。ハワイ・オアフ島を旅行する人にとっても、格安で移動できるザ・バス(THE BUS)をマスターできるかどうかで、旅行の費用も大きく変わってきます。
そこで、今回はザ・バスの乗り方、降り方、料金(ワンデーバスの買い方等)、注意点など、ハワイのオアフ島を走る「ザ・バス」について解説していきます。
ザ・バスの乗り方や降り方などは、日本の公共のバスと同じくらいに簡単です。ただし、「お釣りがない」「夜の活用は控える」など、注意点がいくつかありますので、そちらについてもお伝えしていきます♪
ザ・バス(THE BUS)の料金について
ザ・バスの料金は大きく分けて4種類。
「片道チケット」「ワンデーパス(1日券)」「マンスリーパス(1ヶ月券)」「年間パス(1年間券)」とありますが、ハワイに1ヶ月以上滞在しない場合は、「片道チケット」「ワンデーパス(1日券)」の利用がオススメです。
ザ・バス(THE BUS)の料金表
料金表は以下の通りです。
片道チケット
片道チケットと言っても、チケットを発行されるわけではありません。乗車時に料金箱へ2.75ドルを投入するだけです。ここでの注意点は、お釣りは出ないのでピッタリの料金を事前に準備しておく必要があります。
ワンデーパス(1日券)
ワンデーパスの購入は、乗車時に運転手さんへ「ワンデーパスプリーズ」と言って、お金(5.50ドル)を料金箱へ投入すれば、その日1日乗り放題のワンデーパスのチケットを渡してくれます。こちらも片道チケット同様に、お釣りは出ませんので、予め準備をお忘れなく。
マンスリーパス
マンスリーパスは、セブンイレブンや一部のABCストアで購入できます。購入時はクレジットカードは利用できず、現金のみでの支払いになります。ここでの注意点は、マンスリーパスは購入した日から1カ月ではなく、その月単位(各月1日〜末日)での購入になるので、月の半ばや後半に購入するともったいないのでご注意ください。
年間パス
年間パスは、購入した日から1年間有効で、ザ・バス優待バス事務所(811 Middle St. カリヒ発着場内)にて購入できます。
ザ・バス(THE BUS)の乗り方・降り方
一見難しく感じますが、慣れてしまえばなんてことはないザ・バス。ここでは、ハワイの公共交通機関であるザ・バスの基本的な乗り方と降り方について説明していきます♪
ザ・バス(THE BUS)の乗り方
まずはザ・バスの乗り方について。
①バス停を見つける
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まず、バス停ですが、「黄色の『THE BUS』と書いてあるバスマークの標識(たまに白いものもあります)」が目印となります。
その標識に記されているのは、そこに停車するバスの「ルート番号」だけですので、行き先や時刻表などは書いてありません。
確認ポイントは、向かいたい『方面』と『バスのルート番号』です♪
②バスのルート番号・行き先を確認
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バスがやってきたら、自分の乗りたいルートを走るバスかどうかを、バスの前方と横に表示されている『ルート番号』で確認します。
乗りたいバスであれば、バスに乗る雰囲気を出すか、手をあげるかで運転手に合図します。逆に、乗らないバスであったら、顔を逸らすか、手を横に振るかをして、バスがわざわざ停まらなくてもいいようにします。
③バスの前方のドアから乗車する
バスに乗る時は前方のドアから乗車します。ただし、この前方のドアから降りる人もいるので、バスが到着した際は、すぐには乗車せずに、まずは降りる人がいるかを確認してから、その後に乗車しましょう♪
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また、乗車時に車椅子の方などがいた場合は、上記の写真のように乗車口から車椅子用のスロープが出てきますので、車椅子の方を優先させて、その後に乗車するのがマナーとなっています。
④料金を支払う(お釣りは出ないのでご注意を!)
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料金は運転手さんの横にある料金ボックスにお金を投入します。支払いは前払いです。おつりは出ませんので、事前に料金ぴったりのお金を用意しておきましょう。
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紙幣は右側のお札投入口から1枚ずつ、コインは左側のボックスにまとめて入れます。
ワンデーパスを購入するときは、必ず運転手さんに伝えてからお金を投入しましょう。料金ボックスにはメーターがついてないので、運転手さんが見ていないときにお金を投入すると、「入れた」「入れてない」で口論になってしまうこともあります。
ですので、「ワンデーパス プリーズ!」と伝えてから料金を投入すれば、運転手さんからワンデーパスのチケットをもらえます。
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ワンデーパス(1日乗り放題券)は、上記の写真のようなチケットで運転手さんからもらえますので、このチケットは失くさないように持っておきましょう。
⑤できるだけ後ろの方の席へ座る
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バスに乗ったら、前の席が空いていたとしても、できるだけ後ろの方から座るようにします。
その理由は、バスの前方の席は、高齢者や体調不良者、妊婦さんや乳幼児連れ、車椅子やお年寄りの方など、カラダの不自由な方向けのプライオリティーシート(優先席)だったりするためです。
ですので、乗車したらできるだけ後ろにいくのがマナーとされています。
ザ・バス(THE BUS)の降り方
続いて、ザ・バスの降り方について。
①「アナウンス」と「電光掲示板」を確認
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次に停まるバス停のお知らせは、バス車内の前方にある電光掲示板に次のバス停の名前が表示されるのと、アナウンスが流れたりします。
1回だけしかアナウンスが流れないので、聞き流さないように注意したいところ。
ちなみに、ハワイのバス停の名前は、「ストリート名/ストリート名」の交差点名でつけられていたり、「ストリート名/近くにある施設名・ホテル名・ビーチ名)」などでつけられていたりするので、覚えておくと便利です。
②下車の合図は「紐を引く」か「ボタンを押す」
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降りたいバス停のアナウンスが流れたら、窓に張られているワイヤーを引っ張るか、手すりについている「STOP」という赤色のボタンを押すと、バス車内前方にある電光掲示板に「STOP REQUESTED」と表示されます。
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電光掲示板にこの「STOP REQUESTED」が表示されれば、次のバス停で止まってくれます。
③下車は前のドアでも後ろのドアでもOK
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バスを降りる時は、前のドアでも後ろのドアでもどちらでも問題ありませんが、基本的に後ろのドアを使う方が多いです。
後ろから降りる場合は、ドアに貼られている黄色の「TOUCH HERE TO OPEN DOOR」と書かれているシートに手を当てれば、ドアが開くので下車できます。
時々ドアのセンサーが反応せず、ドアが開かないときがありますが、そういうときは手をずらしてみたりすると開きます。
それでも開かないときは、運転手さんに聞こえるように「バックドア!」と大きな声でいうと開けてくれます♪
ザ・バス(THE BUS)を利用する際のルールと注意点
以下では、ザ・バスを利用するにあたってのルールと注意点をまとめておきます。
ザ・バス(THE BUS)のルールと注意点
基本的にザ・バスでの禁止事項は「利用規約とご乗車の際に役立つ情報」に記載されているとおりですが、簡単にこちらにまとめておきます。
①飲食禁止・食べものは密閉推奨
ザ・バス車内での飲食は禁止。もちろん、買い食いしながらの乗車もNG。また、飲食禁止だけでなく、食べものを入れた容器は中身がこぼれないよう密閉することも義務付けられています。
②禁煙
日本もそうですが、ザ・バスの乗車中の喫煙はホノルル市の条例で禁止。
③スーツケースをもっての乗車はできない
ひざの上に乗せられない荷物の持ち込みは禁止なので、旅行用スーツケースを持って乗車しようとすると断られます。ザ・バスの規約をみると、最大寸法は「22 x 14 x 9インチ」までなので、基本的に旅行用スーツケースを持っての利用はNGですね。
④ベビーカーは折りたためばOK
ベビーカーは子供を下ろして、折りたためさえすれば持ち込みOKです。
⑤車内は冷房で寒い
バス車内は冷房が強いために、寒く感じる場合があります。羽織るものを持って乗車することをオススメします。
⑥日没の乗車は避けたほうがいい
ハワイはザ・バスは観光バスではなく地元バスなので、誰でも利用できるため、夜は危険なトラブルに巻き込まれるケースもあるために、日没後の利用などは避けたほうがいいと思います。
⑦おつりは出ない
ここまでに何度もお伝えしてきましたが、ザ・バスはお釣りが出ませんので、必ずぴったりの料金をもって乗車しましょう。
ハワイを楽しむためには、やっぱりザ・バスは必要不可欠な乗り物。だからこそ、ザ・バスをうまく活用して、ハワイの旅をさらにより良いものにしていけたら最高ですね♪