マイルを貯める上での基礎知識。ということで、ここでは初心者のための基礎知識として「そもそもマイルってなに?」という基本的なことから、「なんでマイルを貯めた方がいいのか」など、多くの人が最初にもつ疑問について「3ステップ」でまとめてみました。初心者にもわかりやすいように、ひとつひとつ丁寧に解説していきたいと思いますので、一緒に学んでいきましょう!
目次
マイルの基礎知識!マイルとは?
そもそもマイルってなに?
マイルとは航空会社(JALやANAなど)がお客さんに向けて提供しているポイントのことです。マイレージといった言葉もよく聞くと思いますが、言い方の違いだけでマイルと同じ意味だと思ってもらって構いません。そして、各航空会社がもっている顧客の囲い込みのためのマイルを貯めることのできる仕組みのことを、マイレージプログラムといいます。日本では、日本航空の「JALマイレージバンク(JMB)」と全日空の「ANAマイレージクラブ(AMC)」の2つのマイレージプログラムが有名です。
- マイル:航空会社(JALやANAなど)がお客さんに向けて提供しているポイントのこと
- マイレージプログラム:各航空会社が顧客の囲い込みのためにマイルを貯めることのできる仕組み(ポイント制度)のこと
「JALマイレージバンク(JAL)への登録方法
- JAL(またはANAなど)の航空会社のホームページから登録する
- 空港や機内にて配布されている入会申込書から申し込みをする
- 航空会社が発行しているクレジットカードをつくる
1つ目の「航空会社のホームページ」から登録をするか、最初から3つ目のクレジットカード(JALカードやANAカード)をつくってしまうのが一般的です。

3つ目の「航空会社が発行しているクレジットカードをつくる」に関しては、後ほど説明していきます。
マイルには有効期限がある
マイルには有効期限というものがあります。JALのマイレージプログラム(JMB)もANAのマイレージプログラム(AMC)の場合も、基本的にはマイルを獲得した月から数えて36ヵ月後の月末まで有効です。
例えば、2019年5月20日に獲得したマイルは、2022年5月31日(月末)が有効期限となります。なので、有効期限は3年と覚えておけば問題ないです。もちろん例外はあります。JALであれば「JMBダイヤモンド」という最上級会員になったり、ANAであれば「ダイヤモンドサービス」のメンバーになった場合などは、有効期限は無期限となりますが、通常、このランクになることは不可能に近いです。
マイルを貯めたら何ができるの?
ここからはマイルを貯めるメリット、マイルを貯めるとできることについてお話ししていきましょう。マイルを貯めることで受けられるメリットは、主に4つほどありますので、ひとつずつ説明していきたいと思います。
1.航空チケット代がタダにできる
なんと言っても、多くの人がマイルを貯めている一番の理由は、「特典航空券」と交換ができることだと思います。特典航空券とは、貯めたマイルと交換できる航空券のことを言います。つまり、通常は飛行機に搭乗する場合、お金を出して航空券を購入しますが、貯めたマイルで飛行機にタダで乗れるということです。国内(国内線)はもちろんのこと、海外(国際線)へいく際の航空券代も無料にすることができます。
飛行機の搭乗には、航空券の他に「燃油サーチャージ」や「空港利用税」などがかかる為、マイルを使っても完全タダというわけではありませんが、少なくとも航空券代はタダにすることが出来るので、海外旅行で大きな割合を占める飛行機代をかなり節約することが可能です。特典航空券は「渡航する場所」「シーズン(時期)」によって必要なマイル数が変わりますので、安い時期だと少ないマイル数でいけるのでお得度は増します。
●燃料サーチャージとは?
正式には「燃油特別付加運賃」と呼ばれ、原油の価格が急騰したことで、航空会社だけでは燃料を負担しきれなくなり、一部を乗客にも負担してもらおうということで、多くの航空会社が導入している制度。車でいうガソリンと同じようなイメージで、燃油サーチャージの値段は原油の価格によって変動します。海外では支払わなくてもよい航空会社もあります。
2.ファーストクラスやビジネスクラスに乗れる
これも嬉しい特典のひとつで、よく言われる座席のアップグレードに利用することができます。エコノミークラスの席をひとつ上のビジネスクラスに変更したり、ビジネスクラスを最上級のファーストクラスにアップグレードするというように、機内の座席をひとつ上の座席にアップグレードさせることができます。
わたしの場合は、ビジネスクラスやファーストクラスに乗りたい!というよりかは、旅行が好きなので、どうせだったら飛行機代にできるだけお金をかけずに格安で行けるようになりたい!という思いからマイルを貯めることを始めました。
3.電子マネーやポイントに交換できる
飛行機に乗る機会がないという人に人気なのがこの方法です。1マイル=1円でJALで貯めたマイルなら「WAON」や「Suica」に、ANAで貯めたマイルなら「Edy」や「Tポイント」へというように、マイルを電子マネーやポイントに交換することも出来ます。
特典航空券とは違い、少ないマイル数で交換できるという利点があるので、余ってしまったマイルや、有効期限(基本的に3年間)が近づいているマイルを電子マネーやポイントに交換する人も少なくはありません。
4.商品に交換できる
貯めたマイルを各航空会社が用意している商品と交換することも可能です。高級なお肉やワイン、トラベルグッズをはじめ、生活用品やエステ・リラクゼーションなどの体験ギフトの商品にも交換することができます。

数ある商品リストから、マイル数に応じて高品質な商品やサービスと交換することができます。
基本は「特典航空券」への交換がベスト
マイルは様々なものに交換できますが、『マイルの価値』という点で見てみると、マイルの使い道には「お得な交換の仕方」と「少しもったいない交換の仕方」があります。魅力はなんといっても特典航空券への交換でしょう。多くの場合、一般的にはクレジットカードの使用でマイルを貯めますが、特典航空券以外の交換を考えてみると、例えば「電子マネー」を貯める目的の場合は、そのクレジットカードのポイントが貯まりやすいカードを使用した方が賢明だということがわかります。
旅行費で大きな割合を占める航空券をタダにできることで、格安で海外や国内の旅行に行けるのはとても魅力的ですよね。
さて、ひと通り「マイルの基礎知識」が理解できたところで、次は実際に「マイルを貯める方法」に進んでいこう!